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所長よこや&副所長にしえが、様々な企業や団体にお伺いし、 子どもの危険回避に役立つ情報を実際に見たり聞いたりして レポートするコーナーのバックナンバー第14回のページです。
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第14回 タカタ株式会社 (2006年1月12日取材/2月1日アップ)
チャイルドシート「takata04-neo」、ジュニアシート「takata312-neo junior seat」モニター募集!詳細は記事中をご覧下さい。

 危険回避見聞録には4度目の登場になります、タカタ株式会社様より、新製品「takata312-neo junior seat」をご紹介いただきました。

 思い起こせば、2002年2月に初めて取材に伺った時、すでに「なんて安全性の高いチャイルドシートなんだろう!」と驚いていたにも関わらず、この4年間で、さらにさらに進化し続けているのです。今回はジュニアシートのご紹介ですが、新たな安全性と使いやすさに、また感動してしまいました。

 右の写真が新しいジュニアシート「takata312-neo junior seat」です。見せていただいた実物はブラウンで、とても落ち着いたおしゃれな雰囲気。過剰な子どもっぽさがなく、車内インテリアにもしっくりくる感じが素敵だなあという印象です。この他にもネイビー、グリーンがあり、一番人気はネイビーだそうです。
 丸みのあるラインで、子どもの体をやさしく包んでくれそう。。。そしてやはり、一番目を惹かれたのは、サイドのガードがとてもしっかりしているなあという部分です。

 お話を伺ったのは、このコーナーには毎回ご登場いただいている広報室の菱川様と、はじめていらして下さった、チャイルドシート部門の加藤様です。
 「車の事故では、車内の人にダイレクトに衝撃が伝わる“側面衝突”が重大な事故になることが多いんです。そこでタカタでは、前面衝突のみならず側面衝突に重点を置いた商品開発に着手しました。このような商品開発はどこのメーカーでもできるというものではありません。もともとシートベルトやエアバッグの開発をしているタカタは、自社内に衝突実験設備を持っているため、側面衝突を考慮したtakata312-neo junior seatを開発することができたのです。」とのこと。やはり見た目通り!側面衝突に強いジュニアシートというわけです。その証拠として、第三者であるドイツ自動車連盟(ADAC)やベルリン工科大学(TUB)、日本の国土交通省によるテストでも好成績をおさめ、日本のメーカーでは初めて、ヨーロッパと日本の安全基準をクリアしているのだそうです。

 パワーアップしたのは安全性だけではありません。使い勝手のよさもかなり改善されていることにびっくり!

 まず、高さ調節がとてもスムーズになりました。以前のモデルでは、頭の側面を保護するサイドガードが、片側ずつ高さを調節できるようになっていましたが、新製品では、両方のサイドガードが一度に高さ調節できるだけではなく、背もたれの部分も一体として調節できるんです。そして、調節した背もたれの高さが適応する子どもの身長が、ウィンドウ内にメモリ表示されるという「スケールウィンドウ」もあるんです(左の写真)。今までは、「なんとなくこの辺でいいかな?」と不安に思いつつ高さ調節をしていましたが、こういう目安があれば、簡単・便利ですね。

 さらに驚くべきは、身長に合わせて背もたれの高さ調整ができるだけでなく、それと連動して、ショルダー部分のガードが開くのです。つまり身長に合わせて肩幅も自動的に調整されるという設計になっているのです。

 そして車内に設置。

 以前のモデルも、シートベルトをかけるだけの簡単設置でしたが、新製品はさらに快適性と安全性の面で進化していました。肩を保護するサイドガードの上に、シートベルトを通しやすくて抜けにくい、ラッチ式のシートベルトガイドがついているのです。右の写真をご覧下さい。シートベルトをカチャッとスライドさせるだけで簡単に通すことができるんです。これなら、お子さんがグネグネ動いても、シートベルトの位置がずれたりせずに安心。

 



 
そして、ほんのちょっとした気遣いが嬉しい機能もありました。

 左の写真をご覧下さい。座面の下のところに薄い空間があったので、「これはどうして空間が空いているんですか?」と伺ってみたところ、「ここに取扱説明書を収納しておけるんです。困った時にすぐに取り出せて便利でしょう?」とのこと。これは嬉しい!いつも必要なものではない取扱説明書、みなさんはどこに保管していましたか?ちょっとした時に、「そういえばどこにしまったっけ?」と探して、大したことでもないのに、すごく時間がかかってしまったことなんかありませんか?私はあります(^^;。ですから、こういうちょっとした工夫が、とっても気が利いていてウレシイナ〜と思うのです。

 設置した時の安全性や使い勝手のよさ以外に、やはり気になるのは、収納スタイルです。そういった部分もしっかり考えられていました。かんたんコンパクト設計で、折りたためるので、持ち運びや収納にも便利なのです。たたみ方も簡単。下の写真をご覧下さい。頭の後ろにあるレバーを握って前に倒すだけで、ほら、この通り。


 そして、もちろん軽く片手で持ち運べる軽量さ。自家用車を所有していないご家庭でも、これならレンタカーショップまで持ち運べそうです。“子どもはあまり車に乗せないから、ジュニアシートが車にあると、使わない時に邪魔なんだよな〜”という方も、これだけコンパクトにたためるものなら、邪魔にもなりませんよね。

 次は、ぜひぜひ、子ども自身に座らせて、安全性・快適性・利便性を確かめたい!と思った副所長にしえは、この商品をモニターさせていただけることになりました。
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タカタ チャイルドシート モニターレポート

タカタ ジュニアシート モニターレポート


  

 第14回の危険回避見聞録はいかがでしたか? 
さて次回はどちらににお伺いしようかしら?乞うご期待(^^)!