「あやとりぃ」の基本コンセプトは、「危険予測のトレーニング」だそうです。あたりまえの交通規則を教えるだけでは応用が利かない。。。そこで、子どもたちに自分で考えさせる教育を目指した教材にしたというわけです。ですからまず、子どもの興味をひきつけるため、一見、交通安全には無関係にも見えますが、交通手段の基本とも言える
「足」に興味を持たせる「動物の足型」当てクイズや、足型取りなどの体験学習を
を導入部に組み込み、自分で考えて安全に行動できる能力を育てることを狙いとしています。
例1)「きちんと歩道を歩きましょう」と教えるのではなく、、、
→キミたちは普段、どんなところを歩いているのかな?
そこは危険かな?安全かな? というように、
最初から答えだけを与えるのではなく、まず考えさせる。
例2)「この標識は一時停止」と、標識一つ一つを覚えさせる前に、、、
→標識って見たことある?標識って何故あるんだろう?どうして必要なんだろう?ということを 考えさせてみる。また、交通標識だけでなく、街にあるいろいろな「サイン」にも気付かせ
すべてにおいて「ルール」というものが必要であることを教える。
そして、「学校の中にも守らなければならないルールがあるでしょ?じゃあ、学校にも標識を
作ってみよう!」などとすすめる。
例3)「横断歩道を渡りましょう」と指導するのではなく、、、
→横断歩道以外を渡ろうとしている子どもの絵を見せ、もしこのまま渡ってしまったら、
いったいどうなってしまうかを想像させる。
こうすることによって、もし横断歩道以外を渡らなければならない状況下で
どうしたらよいかの応用力が身に付く。
(横断歩道=無条件で安全な場所、ではない、ということも教えられる)
今後は、生きる力を身につける目的である「総合的学習の時間」を利用して、
もっと数多くの学校に、このカリキュラムを導入してもらいたいと願っています。
今後も、インターネットによる普及活動も広めながらも、紙媒体での普及にも努めていかれます。 (セーフティジャパン2月号は「あやとりぃ特集」だそうです)
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