特定非営利活動法人 子どもの危険回避研究所

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 今週のキーワード ⇒ 【 子ども110番の家 】 


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1.「子ども110番の家」について、大まかなことを知りたい。⇒「子ども110番の家」について、よくわかるサイト
2.各地域がどんな活動をしているのか、事例を知りたい⇒ 「子ども110番の家」に関する地域の活動事例
3.「子ども110番の家」の地域ごとのマニュアルを見てみたい⇒ 「子ども110番の家」 地域ごとのマニュアル事例
4.「子ども110番の家」について疑問がある⇒ 「子ども110番の家」Q&A
5.「子ども110番の家」の現状を知りたい⇒ 「子ども110番の家」に関する調査
6 .「子ども110番の家」だけではなく、類似の活動について広く知りたい⇒その他 関連情報

 
  「子ども110番の家」について、よくわかるサイト

大阪府 こども110番 HP
青少年育成大阪府民会議では、地域のこどもは地域で守り、子どもたちが安心して暮らせる環境を確保するため、「こども110番」運動を推進しています。 このサイトは、活動が長く、先進的なHPを作って継続しているサイトです。

 *「こども110番」対応マニュアルや、「こども110番の家」安全カード がPDFでDL可。
   http://www.pref.osaka.jp/chiantaisaku/kodomo/card-manual.html


警察庁サイト内「生活安全の確保」>「子ども110番の家」地域で守る子どもの安全対応マニュアル
平成18年に、警察庁がサイトにアップしたマニュアルです。強制的な統一を目指したマニュアルではありませんが、全国の「子ども110番の家」で活用できるようにダウンロードできるようになっています。

 *「子ども110番の家」地域で守る子どもの安全対応マニュアル PDF 
   http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki62/pdf/kodomo110-1.pdf


 
  「子ども110番の家」に関する 地域の活動事例

子どもの緊急避難所「子ども110番の家」

 岐阜県警が、地域の子ども110番の家と連携している様々なよい活動事例が掲載されています。ここ最近の「子ども110番の家」活用事例として、実際に子どもたちが「子ども110番の家」に駆け込んだ事例についても閲覧することができます。

 *ここ最近の「子ども110番の家」活用事例 
   http://www.pref.gifu.lg.jp/police/kurashi-anzen/hanzai-yokushi/machi-zukuri/ie.html


千代田区こども110番

 千代田区こども110番は連絡会を組織しており、さらに、「こどもを守る電脳まちづくり」プロジェクト活動を実施しています。
  このプロジェクトは、居住区民が少ない千代田区のデメリットをカバーするために始まったもので、希薄な見守る視線を太く確実なものにするために「こども110番」のデジタルネットワーク化を必要と考え、短期的には子どもの安全確保を、中・長期的には「教育力の向上」「大人への情報教育」「街の歴史づくり」を目指しているそうです。

 *「こども110番とは」というコンテンツでは、マニュアルなども閲覧できます。
   http://kodomo110.org/p/about/index.html


 *「千代田区こども110番連絡会」というコンテンツでは、「こどもを守る電脳まちづくり」プロジェクト活動の詳細について説明されています。
  http://kodomo110.org/p/contact/index.html


富山県PTA連合会>「『こども110 番の家』名称及び看板の統一に向けての取り組み」

 子ども達の行動範囲が広域化する中、『こども110 番の家』の看板や名称がバラバラとなっていては、他地区から訪れた子ども達が、目の前の『こども110 番の家』に気づかずに犯罪被害者となってしまう危険性があることや、運営母体のバラツキがある状態では、各団体がそれぞれの立場で取り組みを継続したり強化したりしても、統一性や普遍性に難が生じるだけでなく、継続性や効果的なPR等にも問題が生じることも否定できないため、こども110番の家の名称やマニュアルなどを統一すべきであるということが書かれており、平成17年1月現在で統一を実現している都府県のリストなども掲載されている。


Voluntar NET>「セイフティ・ハロウィン」〜こども110ばんをさがせ〜

 東京・中野区の桃が丘児童館では、会ったこともない店や家の方に、本当に助けを求めることができるのかという危惧から、子どもたち自身が身の安全を守る力をつけられるようにと「こども110番の店・家」を訪ねるイベント「セイフティ・ハロウィン」を2006年10月に開催。
「セイフティ・ハロウィン」に集まった子どもたちは31人。それぞれ色とりどりのハロウィンの衣装を身につけ、10人ずつ3班に分かれて、自分たちで「こども110番の店・家」を探して訪ねた。



 
  「子ども110番の家」 地域ごとのマニュアル事例

山口県警察本部 子ども110番の家対応マニュアル

 子ども110番の家の必要性や役割について、また、日常的な環境づくりから緊急時の対応までがきめ細やかに説明されています。


島根県警察本部 子ども110番の家対応マニュアル

 犯罪以外で子どもが助けを求めてきた場合についてなども記されている他、緊急時の対応、聞き取りメモのフォーマットまで、カラーのイラストを交えてわかりやすく作成されています。


滋賀県 子ども110番の家対応マニュアル

 活動上の留意事項や、平素の心構えが書かれています。


草津市 「こども110番の家」活動マニュアル

 活動マニュアルだけでなく、設置依頼のマニュアルもあります。


広島県福山市「こども110番の家」

 活動マニュアルだけでなく、各地区の活動事例集も閲覧することができます。


安全・安心なまちづくり「ひろしま」地域活動支援サイト>子どもの安全>子ども110番の家お助けサイト>問合せ先等

県内各地の「子ども110番の家」に関する情報を閲覧でき、各地域ごとのマニュアルをダウンロードできるようになっています。


青梅市教育委員会>学校教育>学校管理・安全安心>学校管理・安全安心>青梅子ども110番の家

登録承諾書とマニュアルをダウンロードすることができます。


神戸市青少年育成協議会>青少年が安心して暮らせるまちに ≪スマイルハートあいさつ運動・こども110番青少年を守る店・守る家・守る車≫

「Q&A」や「緊急時対応マニュアル」が掲載されています。




 
  「子ども110番の家」Q&A

●いつ、どこから始まったのか

(以下、広島県「子ども110番の家おたすけサイト」より抜粋)
 平成6年4月,岐阜県羽島市において,小学校2年生の児童(7歳)が,下校途中に殺害されるという痛ましい事件が発生しました。
 この事件を教訓として,平成8年3月,可児市今渡北小学校PTAが中心となり,警察・地域防犯協会等と連携し,通学路周辺の理容院・美容院・コンビニエンスストア・ガソリンスタンド等が,「つきまとい」や「声かけ」等の不安を抱かせる事案に対して,緊急避難先として子どもを保護するとともに,警察への連絡等の措置を講じることにより,事件の未然防止を目的に,「子ども110番の家」として,子どもに分かりやすいステッカーを掲示したのが始まりです。


●現在、全国にどれくらいの数の「子ども110番の家」があるのか

「子ども110番の家」の数(警察庁が把握している数)は、 H18年12月現在で 約189万か所です。平成20年度である現在ではさらに増えているものと考えられ、警察庁が把握していないものを含めれば、相当な数であるものと推定されます。


●「子ども110番の家」の人と信頼関係を築くには、どうしたらいいか

 子ども110番ウォークラリー(シールラリー・スタンプラリー・発見ラリーなどバリエーションあり)などが、全国各地で実施されています。インターネットで検索すれば、たくさんの事例が出てくるでしょう。
  また、学区内の子ども110番の家に年に一度「お礼とお願い」を兼ねて子どもとPTAがグループになってあいさつ回りをしたり、ささやかなプレゼント(花の苗やお礼のお手紙など)を贈呈するイベントを開催している学校もあるようです。


●「子ども110番の家」の看板やシールが色あせているところは、どうしたらよいか

 古くなったシール(日光で色あせたりはがれたり)は、意味がない。関心がある人が多いという抑止効果も期待するのに、逆効果になる。

・依頼しっぱなしにすると、その家の状況が変わり、誰も対応できない家も増えてしまう。定期的に依頼のし直し、チェックすると良い。


●なぜマークやマニュアルを全国統一しないのか

 子ども110番の家は、そもそも自主的に元PTAがスタートしたものなので、自主性を重んじています。地域によって、学校、警察、自治体など、主体になるところがまちまちなので、まとめる必要はないと思われます。グループで作ったマーク(シール)を外して、統一したものにするということに意味があると思えないからではないでしょうか。


●本当に安全なのか?必ず人がいる家で、マニュアルを理解しているという条件をつけるべきでは?

 ハードルが高くなると、参加してくれる人が激減すると思われます。 でも、少しずつ理解してもらうことも重要でしょう。


●どのくらい役にたっているのか

 犯罪自体、そうそう起きるものではないので、現実に役立った話はあまり聞くことはありません。トイレを借りにきた子がいる程度のようです。
 しかし、防犯は即効果が出なくても、出ると思われることを地道に続けることが大切です。


●街中子ども110番の家(全戸)を目指す地域があるが、子どもが本当に逃げ込みやすい家がわからなくなるのではないか? 適正な戸数は?

非常時にきちんと対応してくれるかどうかということを考えると、戸数を増やす目的を達成させるよりは、実際に動ける家にお願いした方が良いとは思います。しかし、戸数を増やせば、抑止効果という面では期待できるでしょう。


●「子ども110番の家」として活動したい場合はどうしたらよいか?

実際に、ご近所の「子ども110番の家」を訪問して、詳しいお話を伺ってみることから始めて下さい。地域によって母体も異なりますので、どこに申し出たらよいかも教えていただけるでしょう。また、マニュアルがあるようでしたら見せていただき、自分が本当に活動できるかどうか判断材料にしてみてください。




 
  「子ども110番の家」に関する調査

深谷市PTA連合会 家庭教育委員会>「子ども110番の家」実態調査(H17.7)

運営上の問題点などが挙げられています。


三重県「犯罪情報マップ」アンケート調査結果  〜子ども110番の家等活動事業所〜

子ども110番の家の人たちの「犯罪情報マップ」の活用状況や、実際に子どもが駆け込んできた時の状況などが回答となっています。


神戸新聞>「こども110番の家」何軒ある? 自治体など把握せず

いったん協力を申し出ていた民家などでも、空き家になっていたり、避難場所として提供できなくなったケースがあり、すべて把握するのは困難であるというような「こども110番の家の現状」が記事になっています。


名寄新聞>設置宅の不在対応など 名寄JC青少年委担当例会・「子ども110番の家」検証

名寄新聞の地域ニュースの記事です。 名寄青年会議所青少年委員会が実施した「子ども110番の家」の検証で、地域や学校・保護者の要望やそこから浮き彫りになる「子ども110番の家」の課題などが書かれています。




 
  その他 関連情報


(社)日本フランチャイズチェーン協会>
JFA加盟コンビニ各社、セーフティステーション活動を全国で実施中
─まちの安全・安心な生活拠点づくりに協力─

コンビニエンスストアは、子ども110番の家と同じ機能をもつ「セーフテイステーション活動」を実施しています。

 *CVSセーフティステーション活動リポート(加盟店オーナー・店長向けアンケート結果報告)
  http://jfa.jfa-fc.or.jp/pdf/ss_report.pdf


 *コンビニエンスストア「セーフティステーション・トライアル活動」 第3次トライアル結果報告
  (防犯効果・地域安全状況の検証結果も閲覧できます)
  http://jfa.jfa-fc.or.jp/pdf/ss3kekka.pdf


こども110番の駅

JR西日本の取り組みで、「こども110番の駅」のステッカーを見て、こどもが駅に助けを求めにきた場合、こどもを保護し、こどもに代わって110番通報を行うなどの対応をとります。


 *関連ページ:日本民営鉄道協会「鉄道事業者による「こども110番の駅」全国的取組みについて」(平成18年3月10日)
  http://www.mintetsu.or.jp/society/news/060309.pdf


タクシーこども110番

東京の法人タクシーは、警視庁及び東京都の協力を得て「タクシーこども110番」の取り組みを平成18年4月26日(水)より始めました。24時間走りつづけるタクシーの特性を活かし、犯罪に巻き込まれやすい「こども達」の安全を確保することに努め、「タクシーこども110番」車は目印としてステッカーが車体に貼ってあります。事件に巻き込まれそうになった「こども」が助けを求めてきた場合、子どもを保護し、警察に通報します。


理容こども110番の店

 全国の理容組合加盟店では、各種犯罪から緊急時に駆け込める場所として、理容こども110番の店を実施しています。


子ども110番の工事現場

 歩行者や周辺住民へ迷惑をかけることが多かった路上工事の現場を、こどもを見守り、保護する場所として提供することで、犯罪抑止効果による地域貢献、地域との連携強化等を目指しています。
  この取り組みは、中国地方整備局広島国道事務所が2006年1月から全国で初めて導入し、同3月より中国管内全域の取り組みに努めています。


社団法人 全日本不動産協会 神奈川県本部 〜子ども110番のお店

全日本不動産協会神奈川県本部加盟の不動産会社が子どもに何かあった場合に安心して駆け込める「子ども110番のお店」となっています。独自のマニュアルをもとにスムーズに対応し、一時的に緊急避難場所として保護してくれます。


岡山県 「子ども110番の家セーフティーコーン」設置について

 岡山県では平成18年以降、小学校区単位で「子ども110番の家」に岡山県マスコット・ももっちのイラスト入りのセーフティーコーンを設置するモデル事業を実施中です。
 このセーフティーコーンの設置は、子どもたちの目線で「子ども110番の家」がより分かりやすく、また、地域ぐるみで子どもたちの安全を守るという気運を一層高めることなどを目的とするものです。


「大阪府オリジナルの青色回転灯をつけた『うさぎパトロール』紹介

通学路等における子どもの見守り活動の新たな事例です。


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