指挟み事故実例 


トピックス  大人も子どもも注意しよう 「指挟み事故」

  ちょっとした拍子に指を挟んでしまって、「あ、痛い!」と軽い怪我をしてしまったという経験はありませんか?大きな怪我にならなければ幸いですが、家の中のドアで指を切断してしまった子どもの事例もあるので、大人も子どもも注意が必要です。また、ドアだけでなく、イスやおもちゃなどの商品による指挟み事故も多発しているようです。

 そこで、子どもの危険回避研究所では、11月中にメールマガジンの購読者を対象に、「指挟み事故体験談」を募集しました。ぜひみなさまに知っていただきたい事故事例について、以下に掲載させていただきましたので、研究所からのメッセージと共にご一読下さい。

 そして、ご回答下さったみなさま、ご協力ありがとうございました。 ご自分やお子さんの事故に関する体験談は、本当は他人に話すのはいやなものだと思います。にもかかわらず、事故の再発防止のために、体験談をお寄せ下さったことを、心より感謝いたします。これらの貴重な体験談を、事故の再発や新たな事故の予防に役立てられるよう、当研究所も努力してまいりたいと思います。



 結果概要としましては、「車のドア」による指挟みと、「クローゼットの折りたたみ式ドア」による指挟み事故の体験談が多く寄せられました。 その他にも、意外なシーンでの事故もありました。以下は、お寄せいただいた体験の一部です。

事例1 足の指
息子が1才の時に、ドアを開け閉めしていて、しめるときに足の指を挟んでしまいました。泣き声であわててかけつけ、指を抜いてみたら皮がむけて血が少しでていました。目を離したことを反省した出来事でした。
研究所より一言…手の指だけでなく、足の指も注意が必要だということですね。

事例2 エレベーターのドア
2週間ほど前、地下鉄のエレベーターで11月で2歳になった長男がエレベーターのドアの真ん中の隙間に地下鉄の切符をはさんでしまい、それに気づいた私が、あわてて開くボタンを押したら、ドアが開きました。切符は、ドアが開いた瞬間に下に落ち、ドアのレールの隙間に落ちてなくなってしまいした。切符に気をとられていたので、次に子どもを見たら、ドアが開くとき指が一緒に巻き込まれて、はさまったままでした。さらにあわてて、子どもの手を強くひっぱったら、なんとか抜けたのですが、薬指と小指が真っ赤になり、小指の先は皮がむけてました。後で、その隙間をみたら、五ミリぐらいでとても指がはいるとは思えないほどのところですが、たぶん子どもがドアに手をつけていて、そのままドアとともに入っていったと思われます。本当に思わぬところで事故に会うものですね。
研究所より一言…他のことに気をとられてしまい、お子さんの指に気がつかなかったのですね。万が一のことも考えて、エレベーターや電車に乗るときには、ドアから離れたところに立つ方がよいでしょう。

事例3 海苔を切るためのパンチ
先日、私が子どものお弁当を作ってた時のことです。かわいく海苔を切るためのパンチで指をはさんでしまいました。はさんだといっても端でつままれた感じですが、こういうものでも気をつけないといけないなと思いました
研究所より一言…これは思わぬ商品事故ですね。ホッチキスや穴あけパンチなどの文具でも注意が必要です。小さいお子さんがいる場所ではなるべく使わないようにし、お子さんに使わせる場合は、正しい使い方をレクチャーし、付き添ってあげて下さい。

事例4 プラスチック製のかごの取っ手
軽い指はさみの体験ですが、最近身近に起こったので報告します。昨日(11月8日)自宅で子ども(10歳)が、洗濯物を入れる大きなプラスチックのかごのとってを持っていて、別の子が受け取ろうとして引っ張っている時に指が滑って左右2本のとってで指をはさんで痛がっていた。(引っ張る方は、しばらく気付かず引っ張り続ける)
研究所より一言…この事例では、ちょっとした怪我で済んだようですが、場合によっては大きな怪我に発展してしまう可能性もあるように感じました。プラスチック製のかごの取っ手といえば、スーパーマーケットなどのカゴも思い浮かびますね。注意しましょう。

事例5  ベランダのサッシで指切断
私自身が1歳半の頃の話です。当時マンションに住んでいましたが、ベランダのドアが結構軽くて「シャッー」と早く閉まるタイプでした。ある日、母がベランダで洗濯物を干している間、私は部屋の中で遊んでいたそうです。ところがちょっと目を離したすきにベランダのドアのところに来て、ドアに手をかけた途端・・・ドアがシャーっと閉まって小指を挟み切断してしまいました。母が取れてしまった小指を氷で冷やしながら病院に連れて行ってくれたおかげで、指は問題なくつながりました。この話を母から聞いて、どんな少しの間も子どもから目を離さないことを心がけています。
研究所より一言…サッシは、溝の凹凸が比較的鋭い上に、すごいスピードで動いてしまう可能性があります。十分に注意しましょう。

事例6 車のパワーウインドウ
半年前、自家用車の車内で4歳になる次男が自動の窓で手をはさみました。私が運転席から車の後ろの自動の窓の操作していて、子どもが手を出していないのを確認したのですが、途中で次男が手を出したみたいで指を軽くはさみました。すぐにはずしたので大事には至りませんでしたが、結構自動の窓の力は強いのでぞっとしました。それ以来、窓が閉まる最後まで子どもから目を離さずに操作しています。
事例7 車のパワーウインドウ
子どもではなく、私が体験したことです。
その日は暑く、車のウィンドウを開けてハンカチを間にはさもうとしたら、自動だったため指をはさんだまま閉まってしまいました。慌てて指をぬいたのですが、皮がむけ血だらけの上、腫れてしまいました。私の怪我ですが、それ以来、子供には、窓に近づかないよう注意させてます。
研究所より一言…車のパワーウインドウの力は、私たちの想像以上で、子どもの首が挟まって窒息死してしまったという事例もあります。車のドアやウインドウを操作する時には細心の注意を払うと共に、子ども自身にもしっかり言い聞かせましょう。

事例8 クローゼットの折りたたみ式ドア
子ども(女・現在4歳)が2歳くらいの時だったと思います。
実家に行ったときに、押入れ(クローゼット)を開けて荷物を出し終え、閉めようとしたときに、子どもも手伝おうとしたのか、一緒に閉めようとしました。私も子どもも立った状態ですので、子どもは私の目線よりかなり下のほうで、閉めようとしていました。
そのクローゼットの扉は折れ戸タイプで、閉める時にはその折れた部分が伸びます。
伸びる時に、折れていた時に開いていた板と板の隙間に子どもの指が入り、気づかなかった私はそのまま閉めようとしました。
 「あっ」と気づき、もう少しで閉め切ってしまう!という時に戸を止めたので、大事には至りませんでしたが、そのままだったら、指がつぶれていたと思います。それ以来、ドアにはかなり気をつけるようになりました。
研究所より一言…子どもの指は、大人の目線より、かなり下の方にありますから、視点を変えて気をつけるようにしましょう。

 


★参考サイト★

*表の見方
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今回のトピックスに
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国民生活センター

様々な商品のテスト結果を閲覧することができるページです。
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以下、指挟み関連の商品テスト結果を列挙しました。クリックしてみましょう。
踏み台の安全性
シュレッダーの安全性にかかわる情報−指切断などの事故を防ぐために−
乳幼児用チェアの安全性
自動車のドアに挟む事故−ドアに関する事故の分析とスライドドアのテスト
ベビーカーの安全性

商品テスト結果
子どもの危険回避研究所

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