■子どもの紫外線防止対策2006 ■ |
●トピックス 紫外線量 とUVインデックスって?
今年も紫外線が気になる季節がやってきました。真夏の紫外線の量が多いのは言うまでもありませんが、紫外線の多い時期は7〜8月だけではありません。 実は、5月から紫外線の量は急増するのです!むしろ、5〜6月の方が多いくらいだと言われています。 さらに、紫外線が多いのは晴れた日だけではありません。曇りの日にも晴れた日の80%の紫外線量があるそうです。
しかし、実際に「紫外線量」と言われても、ピンときませんよね。そこで、今回のトピックスでは、紫外線量の数値の詳細と、それらが私たちの健康にどれくらい影響してくるのか、ということをインターネットで調べてみましたので、ご報告いたします。以下のページも、併せてご参照下さい。
子どもの外遊び、紫外線に要注意!(2002.7.2 up)
ネットで発見!子どもを紫外線から守るグッズあれこれ (2003.5.12 up)
「子どもの紫外線対策」に関するアンケート 結果発表(2003.7.24 up)
子ども用フラップハット&サングラスモニターレポート(2006.5.1 up)
[1] ゴールデンウィークのある日の紫外線量〜副所長にしえが調査
まだ日差しもやわらかな4月末のある日、「今の時期の紫外線量が、結構多い」って本当かしら?という疑問のもと、副所長のにしえが、近所の公園(神奈川県内)で、紫外線量をチェックしてみました。
使用した紫外線チェッカーは「UV-mira」(TANITA)。
その日の天候は晴れ時々曇り。日なたは汗ばむ程熱いところもありましたが、風もあり、過ごしやすい一日でした。気象庁発表のその日の最高気温は23度。
以上のような気象状況の中、UVチェッカー片手に、近所にある自然公園をお散歩。結果は以下の通りでした。
日なた 日陰
日なたで
UVカット
帽子着用 日なたで
UVカット
サングラス着用UV-A波
(シミ・ソバカス・肌の老化に影響) 31 w/u 1 w/u 4 w/u 4 w/uUV-B波
(皮膚がんや白内障に因果関係) 0.3 w/u 0 w/u 0 w/u 0.1 w/u
調査法としては、かなりアバウトなものですが、この表を見てわかることは、日陰で過ごせば、かなりの量の紫外線を避けることができるということです。また、UVカット加工されている帽子やサングラスも効果的です。日陰でも紫外線量がだいぶ違うということは、UVカットを施していないものでも、皮膚を覆うことができるものなら、少しは紫外線量を減らすことができるということだと思います。
しかし、この数値だけを見ただけでは、具体的にはよくわかりませんよね。第一、単位だって初めて見る単位だと思います。そこで、これらの紫外線量が、実際にはどれくらい害があるものなのかを示した「UVインデックス」について、次にご説明します。
[2] UVインデックスとは?
近年の地球を取り巻く環境悪化により、世界保健機関(WHO)ではUV インデックスを活用した紫外線対策の実施を推奨しています。UVインデックス(UV指数)とは紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したものです。国内では平成15 年(2003年)に環境省から紫外線に関する保健指導のあり方を示した「紫外線保健指導マニュアル」が刊行され、この中でもUVインデックスに応じた紫外線対策の具体的な例が示されています。 また、気象庁では、日々の紫外線対策を効果的に行えるように、UVインデックスを用いた紫外線情報を提供しています。 (気象庁HPより)
世界保健機関(WHO)が推奨している「UVインデックスに応じた紫外線対策」は以下の通りです。
UV指数 程度 対策 1〜2 弱い 安心して戸外で過ごせます。 3〜5 中程度 日中はできるだけ日陰を利用しよう。
できるだけ、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用しよう。6〜7 強い 8〜10 非常に強い 日中の外出はできるだけ控えよう。
必ず、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用しよう。11〜 極端に強い