家族で「防災会議」を開こう!


トピックス  9月1日は「防災の日」

 9月1日は「防災の日」です。77年前のこの日、日本史上最大の地震「関東大震災」が起きたのです。この悲劇を二度と繰り返さぬようにという願いをこめて「防災の日」が制定されました。みなさんは、毎年この日に何をしていますか?幼稚園や学校などでは「避難訓練」を行う所も多いことでしょう。地域の防災訓練などに参加するのも良いことですよね。家庭内の防災グッズの点検なども1年に1度のこの日に行うと良いでしょう。こうして、家族の一人一人がそれぞれに防災について考えたり、地域の訓練に参加するのも大切なことですが、「家族」で防災について話し合ったことはありますか?災害時、家族で力を合わせてできることは何か?家族がバラバラになってしまった時どうするのか?もし子どもが一人の時に震災が起きたら?など、「家族」で話し合わなければならない大事なことがたくさんあるのです!さあ、今年の「防災の日」は、家族で「防災会議」を開きましょう!今回の議題は「地震」についてです(^^)


[1] 家族みんなで確認しよう!

家族の役割分担

 地震が起きたら、まず自分の身を守らなければなりません!大人は子どもの身を守ってあげなければなりませんが、子どもたちも自らの身の守り方を知っておく必要があるでしょう。それから、揺れが一度おさまったら何をすればよいでしょうか?火の始末、窓やドアを開ける、避難経路を確保する、非常持ち出し品を確保するなどなど…たくさんやるべきことがあります。これらは、家族で分担しておくと突然の災害時にもあわてることなく対処することができます。以下にご紹介するHPでは、地震発生時に何をすればよいかが掲載されていますので、このページを参考に、家族の役割分担を決めておくとよいでしょう。
 また、家族で役割分担しなければならないのは「震災が起きてから」だけではありません。
日常の生活の中でも「震災に備える」仕事の役割分担もできるでしょう。例えば、非常持ち出し品の定期的なチェック、生活用水の確保、飲料水の確保など、子どもたちにもできることを探して、役割分担をしてみましょう。

地震発生!その時こうする(23区の防災コーナー) 地震が起きたら、まずどうすればよいかが解説されています
地震に備えて(23区の防災コーナー) 日常生活の中でできる防災について解説されています
防災情報(塩尻市HP) 家庭での防災対策について項目別に解説されています

防災用品や非常持ち出し品のチェック

 非常持ち出し品をリュックなどに準備し、定期的なチェックを行いましょう。準備するものは、すべて家族の人数分×3日分が目安です。具体的に何を準備すればよいかは、以下にご紹介するHPで確認してみてください。また、防災用品としては、初期消火用の消火器やバケツ、飛び散ったガラスに備えて運動靴や厚手のスリッパなども忘れずに用意しておきましょう!

防災On Line ハンドブック「わが家の危機管理マニュアル」(横浜市HP) 子どもたちと一緒に防災クイズを楽しみながら、日常の防災や災害時の対応などについて勉強できるオススメサイト!また、プリントアウトして利用できる「わが家の防災チェックリスト」などもあり大変便利です。

避難経路、避難場所の確認

 これは意外にチェックしていないご家庭もあるのではないでしょうか?家の中の避難経路、アパートやマンションなどの避難経路、よく行くデパートやスーパーなどの避難経路なども念の為、子どもたちと一緒に確認しておきましょう!家の中の逃げ道となる通路は、いつも整理整頓しておかなければなりませんね。
 また、近所の避難場所の確認も重要です。もし遠隔地で災害に遭ってしまった場合どこで待ち合わせるかなどきちんと相談しておきましょう。


[2] 子どもたちにも、これだけは教えておきたい!

もし、子ども(たち)だけで留守番をしている時に地震が起きたら?!

 共働きのご家庭や、ちょっとそこまでお買い物の時にお留守番をさせる場合など、家で子ども(たち)だけになってしまう場合は多々考えられます。そんな時に地震が起きないとは限りません!万一に備えて、子どもたちにもしっかり教育しておきましょう!

  1. 自分自身の身の守り方(机の下に隠れて、椅子の足をしっかりつかむ、布団などで頭部を守るなど)
  2. 火の始末の仕方(ガスの元栓の閉め方、電気器具のプラグを抜きブレーカーを切る、消火器の使い方など)
  3. 出口の確保(ドアを開けたら椅子などで押さえておく)
  4. 避難経路、避難場所の確認
  5. 非常持ち出し品の確保(子どもが持ち出せる分だけ、子ども用のリュックに準備しておく)
  6. 連絡方法(親、親戚、友人などの連絡先をきちんと教えておく)
  7. もしお年寄りなどが一緒の場合、その介助の仕方などを指導しておく

もし、子ども(たち)だけで外出をしている時に地震が起きたら?!

 小学生ともなれば、子どもたちだけの外出なんて日常茶飯事ですよね。そんな時に震災が起きることはもちろん可能性大!なわけです。万一の時のために、しっかり準備をしておきましょう。

  1. 避難経路、避難場所の確認
  2. 連絡方法(親、親戚、友人などの連絡先をきちんと教えておく)
          (電話代として小銭を持たせるか、テレカを持たせる)
          (塾などで日常コンスタントにでかけることの多い子どもには、
           できることなら携帯電話など持たせると安心)


[3] もし震災が起きたら、インターネットを活用してみよう!

 震災が起きた時、必要なのは「正しい情報」です。一般的にはラジオなどで充分ですが、現在はインターネットでも様々な情報収集が可能です。もし、災害時にもインターネットを閲覧できる環境が整うなら試して見る価値はありそう!また最近ではi-modeなどでも情報収集が可能です。これは知っておくと役に立つかもしれませんよ!以下のURLをブックマークに加えておきましょう。

東京大災害対策web いとうせいこう氏主宰のサイト。このページは東京に大災害が起きた時点で開かれます。あなたが確認した23区内各地域での災害情報を「危険情報」(被害状況など)と「安全情報」(避難場所、救援物資、ライフラインなどの情報)の情報をなるべく細かく正確に情報提供して下さい。投稿者名・時間とともにすべてアップされます。もちろん、そういった情報を閲覧することが可能なわけです。
災害掲示板〜災害発生時の情報ターミナル〜 災害掲示板の他、災害詳細情報、防災関連資料などを閲覧することができます。そして、なんと各地にライブカメラが設置されていてその映像を見ることもできるのです!!
防災気象情報サービス(提供:日本気象協会) 地震情報、津波情報の他、各地の注意報など確認できます。
災害掲示板〜i-mode版〜 災害掲示板の他に、災害への心構え、災害情報などのコンテンツがあります。
快適!マンション生活!〜i-mode版〜 マンション生活における防災対策や、緊急時の避難の仕方などが紹介されています。


[4] 地震が起きてもあわてないために体験しておこう!

 全国各地には「防災館」や「防災センター」など、災害に関する資料を閲覧できたり、ゲームセンター感覚でバーチャルリアリティなどで楽しく勉強できたり、実際に地震を体験できる施設がたくさんあります。レジャーを兼ねて、ぜひご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか

池袋防災館 最新の各種体験用器材、視聴覚器材を整え、煙、消火、通報、救急、地震のコーナー別に、楽しみながら体験学習できるようになっています。
本所防災館 ゲームをしながら地震が起こった時の、危ないところを見つける防災ゲームコーナー 、 地震をテーマにした迫力ある3Dの映画を上映する3Dシアターなどがあります。また、毎月第三土曜日の午後1時から2時までの1時間、ビギナーパパ・ママの応急手当教室を開催中です!
立川防災館 立川防災館の受付であなたの防災能力を診断するための「体験カード」をお渡しします。館内の各コーナーごとに体験を終えたら、そのつど採点機に入れてください。(採点機に入れてもカードには表示されません。)すべての体験が終わってから訓練評価コーナーのコンピュータに入れると、それぞれの訓練の点数と総合評価が表示されます。
京都市市民防災センター いっそうリアルな防災学習を目的とした防災バーチャルコーナーが特徴です。中でも、セガ・エンタープライゼスが開発導入したアトラクションは必見モノ!!アトラクションは,大地震を疑似体験できる体感シミュレーター「3D・京都大地震(きょうとおおじしん)」,土砂災害を最先端の特殊音響効果で再現した3Dサウンド「土砂災害の恐怖」,リアルに火災の消火活動訓練ができる「消防士〜ブレイブファイヤーファイターズ〜」の3種類。そのほかにも,9種のオリジナルフレームが楽しめるプリントシール機「来館記念シール」や自然と防災に関する知識が啓発されるビデオゲーム「防災学習ミニゲーム」も設置されています。
財団法人消防科学総合センター 各地の防災センターや災害関連の博物館のHPへのリンクがあります(左フレーム「防災に役立つリンク集」→右フレーム「防災センターと災害関連博物館」とたどってください)。他にも防災関連の様々な情報がよくまとめられています。