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我が家の防災体験談(ソーナンスママ)


 私は過去六年間の間に二度火災にあっています。一度目が南隣の家。二度目が北隣の家です。

 一度目は、火元の家から30Cmしか離れていない場所に我が家の車庫があり、とにかくまず通報しました。この時も落ち着いて正確な住所を伝えなければいけません。次に、爆破を避けるために、安全な場所に車を移動させました。その次には雨戸を閉めました。これで車庫に火気が入りにくくなります。火元の家族は在宅していましたが、みんな1階にいて、2階の出火には気付かなかったようです。

 二度目の火元は空家で、同じ幅しか離れていませんでしたが、今度は車庫ではなく住宅そのものだったので、 まず子どもを近くの家に預けました。そして、雨戸を全部しめ、カーテンをはずし、 コンセントを全部抜きました。消火器やホースで消火活動をしましたが、すごい火力 で到着した消防署員の方たちにも「正直全焼類焼は免れないと思う」といわれました。 しかし、とっさの対処の甲斐あって、雨戸・雨どい・網戸・窓ガラスの損壊だけですみました。

 どんなに防災対策をしても、他方から火災に見舞われる場合もあります。そういうと きの対策は誰も言われていないと思います。我が家は七十代の祖母の的確な指示の 元、火災を免れました。防災の工夫で、こういう場合にはどうしたらいいか。と言う ことも一つの例としてあげていただければ、と思います。みなさんも、 火災を未然に防ぎ、尚且つ火災にあってしまったらどうすればよいか?ということについても、ぜひ考えてみて下さい。