[1] 子どもの発熱と熱性けいれん体験レポート (ハンドルネーム:NAVI)
我が子は男の子で1歳6ヶ月。1歳まではほぼ毎週病院通い、1歳を越えてからは月に一度大熱を出し、 必ず、40度を越えてしまいます。どちらかと言えば体が弱い方ですが、普段はとても元気で活発です。
今まではひきつけを起こさなかったのですが、今回はとうとうひどい ひきつけを起こし、そのまま入院してしまいました。多分、今回の発熱ではイオン飲料や氷お茶など飲むのをなぜか嫌がり、水分が足らず汗もかけなくなった(おしっこは出ていたのですが)せいかなと思っております。
いつもは十分発熱させ、タイミングを見計らって使っていた解熱剤(座薬)を周りの言葉に負けて多用してしまったのも一因と思っています。
今回は脱水症状も起こしてしまい、1歳にして一人で5〜10日も入院せねば ならず本当にかわいそうなことをしたと反省しています。 けいれん自体を間近に見たのが初めてでしたので、白目をむいて手を突っ
張った状態はそれだけで恐ろしく「どしよう死んじゃう!!」ととても 慌ててしまいました。 同日昼間には、何も食べていないにも関わらず嘔吐し、嘔吐物をのどに
詰まらせ窒息しそうになり病院に行ったりしたので、その夜のひきつけの際も、またのどにものが詰 まって死にそうになっているのかと、逆さにして背中を思い切りバンバン叩いてしまいました。
後で育児書を読んで間違いと知りましたが、叩いて揺さぶって逆さにして 大きな声で呼びかけ歯をこじ開ける・・・いけない事を全部やりました。
入院した夜は親は帰宅せねばならず、生きた心地がしませんでした。 どうして同じ日にこんなに何度も悪いことが起こるのかしら・・・と。 実は、ちょうど同じ日に主人が盲腸手術の入院から退院したばかりで1週間に2度も
救急車を呼ぶなんてどうしたことなのかと、不安になっていたところだったのです。 そんな時に、西江さんのレポートを読んで少し安心致しました。 皆さん、いろいろな経験を乗り越えていらっしゃるんですね。
私も気弱にならずにがんばります。私が西江さまのレポートを 読んでとても安心したように、私のレポートで少しは気の休まる方がいるかも しれません。
お役に立てれば幸いです。
[2] 子どもの発熱と熱性けいれん体験レポート (ハンドルネーム:るうちゃん)
我家の次女が一歳9ヶ月のとき、風邪をひいていた時のことです。 熱は38度5分で、朝病院にも連れて行き、お薬も飲ませていました。 ある日、お昼寝からさめた次女をいすに座らせてアクエリアスを飲ま
せて水分補給させていると、次女がいきなり壊れたおもちゃのように全身を震わせ口から泡を出しているではありませんか!そのとき私は一人で気が動転し、足ががくがく震えて、とっさに思ったことといったら
「まだこの子の写真あんまり撮ってない。」ということでした。長女の写真はいっ ぱいあっても次女の小さいころの写真はつい忙しくて後回しになっていたのです。
3歳違いの長女も親戚も回りにもけいれんを起こした人がいなかったので、まさか自分の子 がけいれんを起こすなんて夢にも思っていませんでした。
とにかく近所の総合病院へ電話をしましたが、つないでもらってる間 にけいれんはおさまり、娘はぐったりと寝てしまいました。事情を話すと「すぐ連
れてきてください」と言われたので、救急車も呼ばずに自分で連れていきました。す ぐ診てもらえるものだと思ったら、看護婦さんがちらっとみて、そのまま普通の患者さん
と一緒に待たされました。初めてのことだし気が気ではなかったので、どうして早く診てくれないのだろうと憤慨していました。やっと先生に診てもらえたのは1時間も
経った後のことでした。先生の質問は、「どれくらいの時間痙攣していたか」と、「左右対象 のけいれんだったか」ということでしたが、時計もみていなかったし、まるで答えられませんで
した。
痙攣したあと大切なことは、その後の体の機能を診ることだと言われ、また数時 間後と翌日に体の機能に異常がでてないか見せにいきました。
けいれんを起こす子の半分の子は一回だけで終わるからと、予備のけいれん止めは処方されませんでした。
その3ヵ月後、風邪をひいたときに残念なことにまた痙攣をおこしてしまいました。そ のときは2回目ということもあり、土曜日で主人も家にいたので落ち着いて観察するこ
とができました。時計をみながら5分以上続いたら救急車を呼ぼうと心に決めて・・
4分半でおさまったので落ち着いて病院に連れていきました。けいれん後の様子をみるの は、直後より少ししてからの方がいいそうです。
今回は2回目ということで予備のけいれん止めもいただき、先生と相談して、後日脳波の検 査を受けることにしました。子どもを寝かせた状態で検査するとのことで、子どもが寝るまでベビーカーで病院の周りをぐるぐる散歩しました。検査の結果が出るまでは気が気ではありませんでしたが、異
常があるのなら早めにわかっておいたほうがよいと思ったのです。幸い脳波には異常 がなくただの熱性けいれんと判明しました。
その後は5秒で計れる体温計を買って、少しでもおかしいときにはすぐ熱を一日に何 回も計りました。けいれんは熱があがるときに起こるので、解熱剤をつかっても薬のき
れたときにまた熱があがってしまうため、使わないようにと指示されました。どこに行くにもけいれん止めの薬(ダイアップ)を常備していました。
幼稚園の入園の面接のときにも熱性けいれんの説明をし入園の許可をもらいました。 少しでも具合の悪いときは登園しないようにし、もし急に熱がでた時のために幼稚園に予備の
けいれん止めをおいてもらいました。それに、昼間すぐ連絡がつくように、いつも携帯をもち歩いて いました。
幼稚園の年長になり、かかりつけの先生が「今度熱がでたら、けいれん止めをいれないで様 子をみてみましょう。」っと言ったときは正直不安でしたが、この6月に風邪で39
度まで熱がでたとき思い切って様子をみてみたら、けいれんしなかったのです!やっとけいれん の恐怖から解放されたのかと思うと本当に嬉しかったです!!
初めて自分の子がけいれんを起こしたときは、もう死んでしまうのかと思いましたが、自分 が思ってるほどけいれんは怖くないということと、けいれんはいつかは終わるということを、
今けいれんで悩んでいるお母さん方に知ってもらいたいと思い、体験談を書きました。悩んでいる お母さん方に私の経験が少しでもお役にたてば幸いです。
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