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夏休みファミリー救急教室−キュータの安全・安心講座−(みかり)


先日、親子で「夏休みファミリー救急教室−キュータの安全・安心講座−」に参加しました。とてもよい体験が出来ましたので、その時の様子を少しご紹介します(^ ^)

第一部 演劇 できるかな?もしものときの応急処置
1 もしも、のどにまんじゅうをつまらせたらの巻
2 もしも、手を切って血が出たらの巻
3 もしも、手にやけどをしたらの巻
第二部  心臓マッサージと人工呼吸の練習
第三部  クイズ大会

第一部は消防署員出演の演劇でした。「応急手当のチェックポイント」を楽しいコントで教えてくれました。

「ものをつまらせたときの手当」としては、掃除機で吸う方法を知っていましたが、実はこの方法は難しく、舌を吸ってしまったり、喉の粘膜を傷つける心配があるので、あまりおすすめではないそうです。それよりもと、
体を横にして、背中のまん中あたりをドンドンドンと強くたたく!背部殴打法を教えてもらいました。

「ケガをして血がでた時の手当」は、患部付近をヒモでしばって血を止めるのかと思っていたのですが、ヒモのしばり方によっては圧迫しすぎ組織を傷つける心配もあり難しいそうです。もっとも簡単で確実な止血方法、
血が出たところをすぐに清潔な布切れで、強くおさえる。直接圧迫止血法がいいとのことでした。

「やけどの手当」のコントでは、間違えた方法として「やけどしたら、すぐに水ぶくれをやぶるといいんだよ!」と叫んでいましたが、そんなことされたら悲鳴をあげちゃいますよね(^ ^;
すぐに流水で冷やし、清潔な布切れでおおって病院にいく!が正しい手当の仕方ですよね。やけどの程度についても教えてもらいました。

それにしても、署員の方々はどのくらい練習したのでしょう。どのコントも、とてもよく出来ていて面白かったです!特に、もちをのどにつまらせた、おじいさんを助けようとする筋肉ムキムキのおばあさんの登場には場内大爆笑でした(笑)。
初めは「何だか、かた苦しい場にきちゃったなー」と感じていた子どもリラックスでき、よかったです(^ ^)

第二部の心臓マッサージと人工呼吸の練習では、模範演技の後、いくつかの班にわかれて実践を行いました。説明をキチンと頭に入れたつもりで一番手となった私でしたが、人形を目の前にしたとたん何からしていいのかわからなくなり、署員の方に教えてもらいながら、進めました(^ ^;

1.肩をたたきながら声をかける
「もしもし、どうしましたか?」と、意識の確認をする。

2.返事がなかったら、大きな声で協力を求める。
そこのあなた!救急車を呼んでください!」

3.呼吸をしやすくする
あご先を引き上げ、頭を後ろにそらせ、気道確保をする。

4.呼吸の有無を6数えて調べる
ほおを相手の口と鼻に近づけ、吐く息がほおに感じるか、呼吸音が聞こえるか、胸とお腹が動くかを確認する。

5.呼吸がなかったら人工呼吸
鼻をつまみ、静かに二回息を吹き込む。

6.循環のサインの確認をする
呼吸があるか、咳をするか、身体を動かすか、確認する。

7.循環のサインがなかったら心臓マッサージ
中指でみぞおちを確認し、そこから2本程上に手を重ねて置く、肘をまげないで垂直に15回圧迫する。

8.人工呼吸→心臓マッサージ→人工呼吸→心臓マッサージ…と、救急車が到着するまでやめずに繰り返す。

心肺蘇生法は、平成14年4月に方法が変わったそうです。協力をお願いする言葉も、以前は、「だれか救急車を呼んでください!」だったそうですが、これでは他の誰かがするだろうと動いてもらえないケースも多く、「そこのあなた!」と名指しで協力を求めるようになったとか。また、重要なのは、救急車が到着するまでやめないことです。救急車到着までの時間は都内で平均6分だそうです。心臓マッサージは力もいるので、およそ6分の間、続けることはかなり大変だと感じました。

さて、『とても難しかった』実践ですが、私がつまづいたポイントをあげると、
・気道確保の際の「あご先を引き上げ、頭を後ろにそらせ」のつかむ位置にとまどった。
・呼吸の有無を調べる際、耳を逆につけてしまい、胸、お腹の動きを確認できなかった。
・人工呼吸の際、大きく口を開かなかったため、息が吹き込まれなかった。
・心臓マッサージの際、肘がまがってしまった。
等々…でした。
練習の段階でこれでは、実際なにかあった時にはとても対処できません。今回は、応急処置の方法を知っておきたいので一度参加してみよう。と軽い気持ちでしたが、これからは定期的に参加していきたいと思っています。


最後までいられなかったので、クイズ大会にはでられなかったのですが、聞くところによると豪華賞品が当たるチャンスだったとか…。

ですが、帰りには沢山のお土産をいただきました(^ ^)
この日私は、覚えたい一心で始終メモをとっていたのですが、いただいたお土産の中にはバンダナ仕立てのマニュアルなどもあり、メモは不要となりました(^ ^;
便利なお土産までいただきまして心から感謝致します。消防署の皆さん、ありがとうございました。