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風邪やインフルエンザ “うつらぬ努力、うつさぬ努力” (かのん)


 毎年我が家では、10月になるとインフルエンザの予防接種をすることにしています。学校や仕事、塾、習い事のスケジュールの合間を縫って、本人の体調とも相談しながら、12月頭を目処に接種します。

 予防接種が万能ではないことは知られていることですし、事実、昨年は、接種しながらもしっかり罹ってしまい、大事な仕事をキャンセルすることになりました。でも、型の違いこそあれ、ワクチンはそれなりに効いたようで非常に軽くて済みましたし、子ども達はまったく影響がありませんでした。
 今年ももちろん接種済みです。今年は特に回りに受験生が多いので、自己責任とは思うものの、万が一うつしてしまったら大変と、ちょっぴり急いで受けることにしました。

 インフルエンザは指定感染症ですから、ニュースやポスター、学校などでも取り上げられるので、我が家のように「うつらぬ(かからぬ)努力」をする人はたくさんいます。予防接種だけでなく、いつも以上に手を洗い、いつも以上にうがいもし、部屋の加湿も怠らないでしょう。

 しかし、意外に多いのは、マスクをしないでいる患者です。インフルエンザに限らず、風邪のよう咳やくしゃみの飛沫感染、空気感染をするような病気に罹っている場合は、やはりマスクが有効です。マスクを着用することは「うつさぬ努力」でもあり「うつらぬ努力」のひとつでもあるのです。

 街中で、病院で、平気で咳をしている人、いませんか?ぜひ、マスクをしてください。特に、お子さんたちは、とっさに手で覆うというような礼儀はしりません。ちゃんと理由を説明し、着用させましょう。(最近はかわいらしいものがたくさん出ています)。もし、突然咳がはじまったなら、ハンカチを当ててあげましょう。それだけでも違います。そして、罹っていない時でも、ぜひ、清潔なマスクを持ち歩きましょう。ちょっとまずいかなと思ったら、すぐに使えるように。 こうした小さな「うつらぬ努力」と「うつさぬ努力」が、流行に歯止めをかける、一番の方法なのかもしれません。