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お母さんたちにできる防犯〜中京テレビ「ニュースプラス1」取材後記〜(中京テレビ 報道部  星 佳代子)
放送内容はこちら!→*… 2004/4/5(月)…* 中京テレビ ニュースプラス1


 連日新聞やテレビで報道される子どもの連れ去り。 4月。新学期や入学など子どもたちにとって新しい生活が始まるこの時期、 実際に取材を始めるとお母さんたちの不安は想像以上のものでした。 GPSに監視カメラ。 「子どもたちを守るために何ができるのか。」 そこで子どもの危険回避研究所、横矢さんに、実際に新1年生と一緒に通学路を歩きながら、「お母さんたちにできること」を考えてもらうことにしたんです。

 新1年生ということで、「こんな小さな子たちに本当にわかるんだろうか」と 私自身、最初は不安でいっぱいでした。 でも横矢さんの「かくれんぼ」という言葉に子どもたちも俄然ヤル気に! 正直「なるほどねぇ」という感じでした。 「子どもだからわからない」なんてことは全然なくて、大切なのは教え方。 あれはダメ、これはダメ、ではないんですね。 どうして危ないのか、じゃあどうすれば危なくないのか。 それによって子どもたちは自分でちゃんと考えることができるんです。 その証拠に、後でお家に帰ってから、お母さんに「110番の家は助けてくれるお家だ よ」と 逆に教えてあげてましたから(笑)。これには驚きましたね。

 防犯ブザーが当たり前になってしまっている今の社会。 器械に頼るだけじゃなく、地域の目で子どもを守る社会、子どもが安全に暮らせる社会。 地域の活動が少しずつでも広がっていきますように・・・。

この特集で、「今の社会」にほんの少しでも疑問を持って考えてもらえたら幸いです。

 遊具の事故がちょっと落ち着いたかなと思ったら、最近はまた虐待の事件が目立ちますね。 前回の「子どもを守る」特集を担当して以来、子どもに関するニュースがやはり気になるようになりまして 本当に子どもたちにとって決して「安全」ではない世の中なのだなぁとつくづく感じてしまいます。