■アンケート調査の概要
■主な設問
■簡易結果報告と考察
★不審者遭遇(7歳男児の例)
公民館の2階で私がトイレに行って、外で子どもが待っていたのだが、トイレからでてきてみると、子どもが知らない男の人に頭を押さえつけられていて、身動きできなくさせられて、2階から下を強制的に見下ろすようにされていた。私がでてきたから良かったものの、あの後、もしなにかあったらと怖かった。公民館の中ではたくさんの人が子ども向けのコンサートを楽しんでいたが、一歩外では(特に人気の無い2階)安心できない死角があると感じた。子どもから目を離してはいけないと強く感じた。
★不審者遭遇(12歳男児の例)
2001年1月30日の下校時、学校校門の前(学校の外側)に友達(A君・G君)と3人で立っていると、大柄の30歳前後の男が付近に置いてあった自転車を足蹴りして倒していた。驚いていると、その男がそばにきて、突然、で息子の太ももを回し蹴りし、さらに隣の友達(A君)のすねの当りにもあったった。その後下校中の低学年(C君)の顔を殴り、学校に向かって歩いてきていた一旦帰宅した息子の同じクラスの友人(B君)の前にたちふさがり、両手を広げて行く手をはばんだ。(B君)は恐怖を覚え、逆方向に逃げると追いかけてきた。(B君)は、車道に出てなんとか学校まで、逃げ切った。幸い、みな外傷はなかった。<中略>数ヶ月後に池田の事件があり、ぞっした。
出来事の直後、高校でPTA役員をしている知人に思いのたけを伝えると、学校では突然の出来事に対する危機マニュアルがないので、とにかく、親同士のネットワークが大事であると言われ、なるほどと思った。 保護者・学校・警察などが危機情報を共有することが大事だと痛感した。児童生徒に自分の危機につながる情報を説明・アピール・自己表現できるスキルを身につけさせることが大事だと思った。 池田の事件があり、かなり善処されているのではないかと類推している。
★性的いたずら・強姦未遂(7歳女児の例)
知人の子どもの友だちの話。公衆トイレを聞かれ答えたら、わからないから連れて行ってほしいといわれて親切に近くの公園に連れて行ったところ、そのままトイレに連れ込まれいたずらされた。そこは障害者対応になっているので完全に個室だった。学校と父兄で巡回していたようです。が、むすめを持つ身としてはどうしたらいいか難しい問題。こまめに話していくしかないと思う。
★性的いたずら・強姦未遂(8歳女児の例)
近所の小学校での出来事。学校部活の時間に女子トイレに黒い服を着た男性が忍び込んでいた。女子生徒が大声をあげたために逃走した。トイレに行くにも一人で行動しない。人が少なくなった時間帯はより一層の注意を。
★家庭内事故/誤飲(1歳児の例)
乳液を飲んでいた!!ふたが開いていたのを頑張って、棚の上から、とったらしい。とりあえず、元気だから、心配しなかったが、ベビーオイルを飲んで死んだ赤ちゃんもいる、と聞いたこともあり、ちょっと不安。
★家庭内事故/誤飲(3歳児の例)
パパの部屋のドアが珍しく開いていた。台所仕事をしていて、セーターを引っ張られ後ろを向くと、「パリッ」と3歳の子が何かを噛み砕く音。苦いものをかんだような顔をしている。しゃがんで「何を食べたの?」と口をあけさせると、ぷーんと芳香剤のかおり。もしやと思ったときは遅かった。パパが前日に購入した灰皿用の芳香剤。粒ミントのラムネだと思っていたのでしょう。かかりつけの医者に電話し、そこでは対処できないとのことで、一番近い総合病院にいった。幸いなんともなかったが・・・本当にびっくりした。
誤飲の場合、ナフタリンは、水を飲ませ、できるだけ吐かせる。それ以外は(ほとんどが)牛乳を飲ませて吐かせる。飲んだもの、その量、吐いたものを持参する。医者に行く前に、電話をして対処できるかどうかを確認する。胃の洗浄ができるのは2時間以内。(病院を移動中に2時間を越えてしまうことがあり、危険。)かかりつけの医者が小さな病院のときは思い切って救急車を呼んだほうがいいと思う。
★家庭内事故/転倒・転落(6歳児の例)
じゅうたんの下にぽかぽかカーペットのスイッチがあり多少段差になっていたために、子どもが部屋で駆け回っていたときにこの段差に足をつまずき肩をテーブルの角にぶつけた。痛がってはいたが大丈夫だろうとほうっておいたら、夜も痛くて寝られず、医者に連れて行ったら鎖骨骨折していた。じゅうたんの下に段差があるときはじゅうたんにガムテープなどでしるしをして注意を促す。部屋で走り回らない。
★家庭内事故/水まわり事故(2歳児の例)
知り合いの小児科医の患者さんのお話。下の子ができ、忙しい毎日。いつも下の子の沐浴時間は、上の子は、大好きなビデオを見て、いい子にしていたそうだ。その日、上の子にいつもどうりのビデオを見せ、その間にお風呂場で下の子を沐浴させ、終わってから、別の部屋へ行き、寝かしつけた。いざ、居間へ行き、上の子の姿がテレビの前にない!探してみると、お風呂場で、残り湯に顔をつっこんで死んでいたそうだ。上の子は、その時なにかあって、ママを探しに行ったんですね、そこで、興味しんしんでお風呂馬を覗き、頭が重いから、落っこちて溺死してしまったんだと思う。いつも大丈夫だからっていうことは子どもは通用しないなって思う。
★家庭内事故/やけど(0歳児の例)
知人の子どものお話。ポットの蒸気口に触ったらしく、やけどをした。で、手のひらが水ぶくれになってしまった。水ぶくれを破かない方がいいという医者の指示で水ぶくれを破かないでいたら、1センチぐらい中指、薬指、小指が水かきがあるようにつながり、ふくれていて、5センチほどの手が痛々しかった。ポットや熱いものは高いところ、子どもの手の届かないところに置く。これしかない。
★公園事故/やけど(4歳児の例)
知人の子どものお話。公園の広場で同年代(4〜6才)の幼児が5,6人で遊んでいた所、その一人の子の母親が咥えタバコで近づいていった。たまたま、一番近くにいたのが隣の男のお子さん(4才)で、彼の家では父親が子どもの為(本当は自分自身の為になるのだが)禁煙中なので、タバコに馴染んでいなかった。子どもがはしゃいでいたときに、件の母親が灰を落すために指にはさんで下へ向けたのと子どもの頭が前に出たのが同時で毛髪を焦がしてしまった。言い古された事だが、子どもの近くで、タバコは厳禁。大人が守ってやらなければならない筈なのに、ケガをさせるのは、いつでも大人のほう。
★公園事故/遊具(6歳児の例)
友だちとシーソーをぐるぐる回して遊んでいたが、よそ見をしていた時に、友達がまたシーソーを回し始め、よけきれず、シーソーを口元にぶつけて、口の中を切った。そばについていたのだが、とっさのときには、まったく動けなかった。気をつけないとちょっと危ないような遊びをするときは、最初に気をつけるところを、わかりやすく話してあげたり、気づいたときに、注意するなど、どんどん声かけをするようにしている。
★交通事故(6歳児の例)
地域の子どものお話。歩道が設置されていない通学路で、酔っ払い運転の車に轢かれて通学中の子ども達が亡くなった。その後ポールは立ったが、道路の幅が狭く歩道は設置できないみたいで、いまだ危険。子どもには車に充分気をつけるよういいきかせ、なるべく道路では悪ふざけなどせず、一列で歩くようにさせたい。ドライバーも通学路などでは特に配慮が必要。
★交通事故(9歳児の例)
学校のお友だちのお話。細い路地にある横断歩道を渡ろうとしたところ、車にはねられ大腿骨骨折をした。車道はゆるいカーブで歩道から車道は見えにくい。幸い、ヘルメットを小学生がしていたので(学校からかぶるように指定されている)頭は異常なかったようですが。。。
細い路地からでも車の有無を確認して注意してわたること。最近ヘルメット着用しないで登校している人が多少いるので、注意するようになったと思う。
★交通事故(1歳児の例)
妻の友人が目を離しているうちに子どもが動くとは思っていなかった車に引かれて亡くなった。常に子どもがどういう危険に会う可能性があるのかを認識する必要があると思います。
★交通事故(6歳児の例)
学校のお友だちのお話。道路に駐車している車の横を自転車で通り抜けようとしたとき、突然その車のドアが開いて中から人が出ようとしたため、自転車とドアがぶつかって転んだ。
★車中事故(3歳児の例)
祖父とドライブして、電車をみていて、指を出しているのを知らず、窓を運転席でしめ、パワーウインドーに指をはさみとれなくなった。窓も動かず、見ていたおばさんが119を呼び、ことなきをえた。
★その他の事故(4歳児の例)
知人の子どものお話。つつじの花壇にボールが入って取ろうとした瞬間、枝が目に付き刺さった。なんと失明・・・。
★その他の事故(6歳児の例)
イベント広場の地面に、ロゴがペイントされていたのですが、雨上がりでぬれていたため、ペイント部分が非常に滑りやすくなっており、走っていて、ペイントの上に差し掛かった途端、滑って顔から地面に突っ込んで、口の中を切り、顔もはれ、鼻血もすごくて、あせった。子どもが浮かれて走りたくなるような気分になる、遊園地などにも、通路にマークなどがペイントされていることが多いので、通路がぬれているようなときは、子どもにひとこと声をかけてあげてくださいね。
★その他の事故(11歳児の例)
子どものズボンに(洗濯物を干してあった)針が入れられていた。
★その他の事故(14歳児の例)
姉妹が2人前後して階段を下りていて前にいた姉が立ち止まったのに気がつかなかった妹が後から押した形になり、あやうく落ちかけた。子どもが大きくなったからといって事故がなくなる訳ではないのだな…と思いました。大人になっても階段は注意して降りるべき。
子どものメンタルな面の情報や、学校や保育施設の情報は、なかなか得ることが難しいため、親としては常に欲しい情報であると思います。また、通り魔や誘拐などの凶悪犯罪への関心も高いようです。
人気があったサイトBEST3は以下の通りです。
1. 子育ちWAO!
・堅苦しくも無く、かといって楽しさだけではない子育てに関する情報が見られる。
・育児のことって、なかなか真剣に話せる相手がいない。でも、ここは真剣に話をできるし、情報も厳選されている。
・情報が新しく書き込みが多い
2. ベネッセウイメンズパーク
・たくさんの情報が網羅されている。
・掲示板など、かなりたくさんの人が訪問しているので、困った時などすぐにいろんな人から回答をもらえて便利。
3. Yahoo!きっず
・子供が楽しめる。
・テーマごとに、自分で調べていくことが出きる。
3. ISIZE BABY
・わかりやすい
・本とタイアップしていて見やすい。
・お友達を探したりできるから。
次点 e-baby、ココットネット
支持数は少なかったのですが、頂いたご意見の中で、子どもの危険回避研究所としてもオススメだなあと思ったサイトは以下の通りです。
・i-kosodate.net (保育関連のデータベースが充実しています。)
・ゴーゴー育児ドットコム (育児や医療に関するQ&Aや個別相談コーナーがあります。)