○「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」とは?
文部科学省では、学校安全の充実にハード・ソフトの両面から総合的に取り組む「子ども安心プロジェクト」を平成14年から推進しており、その一環として、地域社会全体で学校安全に取り組む体制を整備し、安全で安心できる学校を確立するために、平成17年度より
「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」を実施しています。これは、以下の三つの内容を柱とするものです。
(ア) 学校で巡回・警備等に従事する学校安全ボランティア(スクールガード)の養成・研修
(イ) 防犯の専門家や警察官OBなどの協力の下,
地域学校安全指導員(スクールガード・リーダー)による各学校の巡回指導と評価
(ウ) モデル地域における実践的な取組
(参照:平成17年版 文部科学白書 第1部第2章第4節4)
○ 「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」の推進
さらに文部科学省は今年度(H21年度)予算案の中で、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業において、 スクールガード・リーダーを小学校5校に1人
(現在2,900人→目標4,500人) とすることを目標に掲げています。
(参照:平成21年度予算(案)主要事項の説明 平成2
1 年1 月 文部科学省)
上記の目標に向かい、「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」を以下のように具体的に推進させていくようです。
(以下の文は、「犯罪から子どもを守るための対策」平成20年12月22日改訂版より抜粋)
学校内外の見守り等を行う学校安全ボランティア(スクールガード)養成・研修のため、最新の情報、不審者を発見した場合の具体的な対応方法など実践的な事例等を学ぶことができる「スクールガード養成講習会」を推進するとともに、各学校を巡回し、学校安全ボランティア(スクールガード)の指導や警備のポイント等についての指導を行うスクールガード・リーダーの巡回指導等を推進する。また、地域社会全体で子どもたちの安全について取り組むモデル地域を指定し、その取組を支援する。
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