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 今週のキーワード

⇒ 【 セーフコミュニティ 】 


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1.「セーフコミュニティ」について、大まかなことを知りたい。⇒「セーフコミュニティ」とは?
2.世界には、どんなセーフコミュニティがあるのでしょう?
「セーフコミュニティ」事例
3.セーフコミュニティについて、もっと深く理解したい。⇒ セーフコミュニティ研究の現状

セーフコミュニティとは

 セーフコミュニティとは、「けが」や「事故」など日常生活のなかで人々の健康を阻害する要因を「予防」することによって、安全なまちづくりを進めているコミュニティのことで、WHO地域の安全向上のための協働センター(WHO Collaborating Centre on Community Safety Promotion)が提示している6つの指針をクリアした時点で「セーフコミュニティ申請書」を提出することができ、審査を経て、認証されるシステムです。
セーフ・コミュニティのための指針(INDICATORS FOR SAFE COMMUNITIES)
<6つの指針>
1.コミュニティにおいて、セーフティ・プロモーションに関連するセクションの垣根を越えた組織が設置され、それらの協働のための施設がある。
2.全ての性別、年齢、環境、状況をカバーする長期にわたる継続的なプログラムを実施する。
3.ハイリスクグループと環境に焦点を当てたプログラム、及び弱者とされるグループを対象とした安全性を高めるためのプログラムを実施する。
4.傷害が発生する頻度とその原因を記録するプログラムがある。
5.プログラム、プロセス、そして変化による影響をアセスメントするための評価基準がある。
6.国内及び国際的なセーフ・コミュニティネットワークへ継続的に参加する。

 また株式会社 マチュールライフ研究所 の取締役である白石陽子氏が、日本で唯一人の「セーフコミュニティ・コーディネータ」、として2008年3月、WHO地域の安全のための協働センター(WHO CSP CC)とアジア地域SC認証センター(韓国)から任命され、セーフコミュニティ活動の推進に向けた両機関との橋渡役としての役割も担っています。
マチュールライフ研究所HP
参照)


マチュールライフ研究所 >> セーフコミュニティ
 

 セーフコミュニティについて、概要から詳細まで、たくさんの情報が網羅されています。特に、「セーフコミュニティFAQ」のページでは、【Q.私たちの地域でも、既に「子ども見守り隊」、「高齢者の安否確認」、「防犯パトロール」など、たくさん安全のための活動をやっているし、今さら「セーフコミュニティ」に取り組む必要はないとおもうのですが?】 というような興味深い質問への回答なども掲載されています。




「セーフコミュニティ」事例

 現在、世界では約130のコミュニティが認証を受けており、2008年3月1日には京都府亀岡市が、日本で初めて「セーフコミュニティ」に認証されました。 その他、厚木市、十和田市などがセーフコミュニティの認証に向けて、活発に取り組んでいるようです。


総務省 >> WHO認証の セーフコミュニティモデル地区(京都府亀岡市)

 

 2008年3月1日に 、日本初のセーフコミュニティとしてWHOから認証を受けた「京都府亀岡市篠町自治会」での取り組みの紹介が、カラーでわかりやすく掲載されている総務省の広報資料です。

自治体のHPはこちら
セーフコミュニティ - 亀岡市のホームページ
セーフコミュニティ認証申請書 (亀岡市)(51枚にわたるカラーの資料・PDF版)


厚木市 >> セーフコミュニティ

 

 神奈川県厚木市は現在、WHOのセーフコミュニティ認証を目指し、全市を挙げて活動をしています。このコンテンツでは、厚木市内における様々な活動の詳細が紹介されています。

セーフティプロモーション(地域・ボランティア・関係団体等の取組み)
セーフティプロモーション(実践例)
サーベイランス・統計資料等

★総務省 >> 頑張る地方応援プログラム地域人材力活性化事業 地域人材ネット
厚木市安心安全部 安心安全部参事兼セーフコミュニティ担当課長 倉持 隆雄 氏
不審動向情報システムの構築、体感治安不安感改善、繁華街環境浄化対策、子どもの安全など安心安全対策全般について紹介


十和田市 >> セーフコミュニティ

 

 WHOのセーフコミュニティ認証を目指している、 「セーフコミュニティとわだを実現させる会」の活動状況を閲覧することができます。




「セーフコミュニティ」研究の現状

日本セーフティープロモーション学会

 

 事故や事件などによる外傷予防(injury prevention)のためのセーフティプロモーションに関する学術調査、活動支援等を行い、市民の安全・安心に寄与するための学会です。 
 事故や事件などによる外傷は予防できるという基本理念のもと、行政、市民、企業など様々な主体が協働し、安全に安心して暮らせるまちづくりを進め、学識経験者や研究者だけではなく、行政関係者やNPOなどの活動団体、企業、市民といった幅広い分野の人達の参画により、セーフティプロモーションを広めるという活動をしています。

セーフコミュニティ関連情報


Safe Community Report

 

 日本で唯一人の「セーフコミュニティ・コーディネータ」である白石陽子氏のブログ。「セーフコミュニティ」関連の最新情報を閲覧することができます。


セーフコミュニティに関する論文

  ★「セーフコミュニティ」前史
-スウェーデンにおける「安全なまちづくり活動」モデルの形成-
 白石陽子(立命館大学政策科学部紀要『政策科学』より)

★WHO「セーフコミュニティ」モデルの普及に関する研究
-『予防』に重点を置いた安全なまちづくり活動が世界的に普及する要因に関する考察-
 白石陽子(立命館大学政策科学部紀要『政策科学』より)

★日本におけるWHO「セーフコミュニティ」活動に関する研究
-京都府亀岡市の取組みを事例に-
 白石陽子(立命館大学政策科学部紀要『政策科学』より)



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